今回のオーダーはスポーツスター。
サイドにマウントされているオイルタンクをリアフェンダーの中に。
ついでにバッテリーもリアフェンダーの中に収め、不必要な配線も。
肝心のリアフェンダーは金のアルマイトを施したものを、おなじくアルマイトフィニッシュのリベットで
千鳥打ちだ。
素材はアルミA5052の1.5ミリ。
三枚の外装で本体を制作しセンターには別作でラインプレートを収めるが
ラインプレートの厚みが1.5ミリなので、本体の落とし込みを1.5ミリ設けて
表面がフラットになるように細工する。
フェンダーの内容を確認しながらオイルタンクを形作る。
オイルタンクの口金や取り付け金具は削り出し。
サイドのプレートを制作しセンタープレート部分も余分なアルミ材をカット。
これはバッテリー端子との干渉を少しでも避けたい狙いも兼ねている。
ユーザーの要望でシート位置を5センチ前方へ移動。
形状からして新設で作り、シートベースは本体に合わせアルミA5052の3ミリを使用。
失敗の許されないリベット打ちです。
金のアルマイトされたラインプレートは黒アルマイトのリベットを、
黒く塗装された本体には金のアルマイト処理されたリベットを打ちます。
傷が付かないように、頭にはマスキングを施し打ってゆきます。
いい感じでしょう。
オイル給油口も完璧です。
ラインも外装に被せるのではなく、落とし込みで表面フラットにすることで質感があがります。
ユーザー曰く、「リアフェンダーが目立って前が負けてしまった」
思惑どおりです。次回は前もヨロシクです!
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