どうですか?人生楽しんでます?
私なぞは、人生の折り返しを過ぎ、残りの人生をどう遊んでやろうか、悩んでおります。
ウキャキャキャキャ!

それではサイドマシーンの作業です。
サクサクっとフレームの掲載に行きたいところですが、造っておかなくてはいけない工具が一つ有ります。
それは”パイプ ノッチャー”です。

どんな工具かと言いますと、丸パイプでトラス形状にフレームを組む場合
先端の処理に、非常に時間を食います。
パイプのカットと同時に、湾曲に切り抜く工具です。

専用の工作機械が売られていますが、数十万円と非常に高額です。
海外ではもっと簡単で安価な工具が売られているのです。

最近では日本でもちらほら売られてきたようですが、本場アメリカでは幾つか種類が有り
金額が張るほど強固な造りとなります。

250ドル〜ですが、この際だから造っちゃいます。

ダイレクトに、サイドマシーンの話題では無いのですが、今月は諦めてくだされ。


 

先ず各パーツの製作に突入。

パイプを固定するバイス部分を造る算段だが、爪の折れてしまったバアリング プーラーを
取っておいたので、このネジ部分を使用しました。

最近ではホームセンター何かでも、格安のシャコ万力などあるので、
代用には問題ないでしょう。

この部分は普通のボルトは厳禁です。

普通のボルトと、物を挟む緩めるを繰り返すボルトは、山の切り方が違います。
普通のボルトは山の角度は60度で、先端が鋭角です。

万力などは角ネジと言って、断面が四角に加工されています。
これは物を挟む方向への力が、加わりやすい形状です。

このベアリングプーラーは、台形ネジと言って、ネジ先端が平らになっており
締め込んだときの精度が、とても良いのです。
ボルト自身も硬調で、力を掛けるには持って来いです。


 

各寸法も記載しておきます。
パイプ受けにはチャンネル鋼材を使用。
これくらいの寸法なら、鉄工所で譲ってくれそうなんですが。

チャンネル材をV字にカットしてあるのは、径の違うパイプであっても
中心がぶれないように。

締め込み部は、平鉄にU字曲げを施したものを溶接。



クランプ部の裏側は、ベアリングプーラーの受け金具を、ロールピンで固定しました。

 

もう一つの部品です。
SS400材のスチールをフライスで成型したものです。

私は、パイプ径50ミリくらいを目安に工具を作るので、この部分は
スチールの塊を使用しましたが、代用は可能だと思います。

 

仕上がったチャンネル材を、ドリル受け側とを並べてみます。
この交点がドリルの受け軸中心となります。

*チャンネル材は4.5ミリのスライド板に取り付けられるので、実際にはドリル受け台は
4.5ミリ上方に開けられる。

 

バイス部チャンネル材とクランプ部の組み込み。
チャンネル材に、幅50ミリ高さ5ミリの切り込みに、クランプ部が組み込まれ溶接。

ドリル受け台はニードルベアリングを圧入した。
サイズは「側付き外径22ミリ長さ22ミリ内径16ミリ」このベアリングは
標準的なもので、一個600円〜くらいで販売されている。

 

ベースになるプレートの切り抜き。
このベースプレート上に、クランプ台座とドリル台座が取り付けられます。

そして、ドリルのスライド シャフトの製作。このシャフトはステンレスの16ミリ磨き材を使用。
シャフト左側はドリルのチャック部を咥えるように13ミリに削り、
右側は長さ8ミリで12径ピッチ1.5ミリのネジを切った。
これには意味があるので次へ。

 

パイプカットは市販のホールソーを使用する。
ホールソーは消耗部品だ。
後々、交換を考えると多く流通されているものがベスト。

価格が低く流通量が多いのであればTRUSCOだろう。
実はこのTRUSCOも薬で言う”発売元”ってやつだ。製造元は大見工業。
このホールソーの取り付け部分が12径でピッチ1.5ミリなのだ。

 

工具の裏側の図です。
ベースプレート裏側には、バイスに咥えられるように角材を溶接しました。
この角材は16ミリ×16ミリです。

セットしたのは右の写真。ここへきてようやく工具の全貌が現れました、
でわ、試し切りです。

 

写真では90度カットですが、クランプ ベースプレートの移動で150度までのカットが可能です。

 

ようやく何をする工具かを理解した人も居ることでしょう。

これでカー側のフレームばかりか、本体のフレーム作業もサクサク進むって言う算段です。
ここで苦労しておけば、後々時間を節約できるのです。
切れるカードは一枚でも多くって事ですか。



トラスコの写真で確認できますが、カットする際にセンタードリルが組まれています。
今回造った工具にも、取り付けできるように加工は施されていますが、どうやら必要ないようです。
シャフトの固定が完璧なら、遊びも皆無でサクサク切削できました。

来月は、カーのフレームを掲載できるように或いは、カー完成掲載できるように頑張ります。


2010/02/01現在、仲間は28人。応援メール54通。


(戻る) (ホームへ)

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送