今年最初のサイドマシン プロジェクト。

今年は、この企画も終了する予定です。

何故って?

ギャハ!・・・・・・ケツを割るわけじゃない。・・・・・・・もち、完成するからです。(本体もないのに、お前マジか?)

しかし、長かった。(だから本体のH1ないじゃん。なに黄昏てんの)
気分は、イスカンダルから帰還したヤマトだ。

いや、ラオウを抱きしめむせび泣くケンシロウの心境か。
いやいや、鷹村守がレフリーをかき分けブライアン ホークに放った一撃か(えらいもん掘り込んできたが、それ違ってネ〜か!)

俺は何を言っているのか?ここはキカイダープロジェクトなのだから、限りなく人間に近づきたかったキカイダーが、その気持ちに疑問を持った瞬間か?
(だ・か・ら!オメ〜未だにH1購入してないじゃん!)

ってお前!誰なんだよ!
(・・・・・・・・・・。)

てな訳で、今月は今までの検証と完成までの工程をまてめてみよう。

2009年6月から始まったサイドマシン プロジェクト。
数は力とばかりに参加者を募り、現在仲間は37人。応援メールは74通を越え関わっている人数は100人を越えている。

また、このプロジェクトを楽しみにしてくださっている人を加えると、一体何人の人が関わっているのか。
これは私の推測だが、完成時に予定している”小河内ダム”走行会は100人以上の人間が参加するのではなかろうか。

決して極端な話ではない、来てもらった人皆にサイドマシーンに乗ってもらう。
その夢が叶うのなら、「何時でも行きます」の返事の多いこと。
ここでは公に出来ないが、かの有名人も何人か参加予定なのだ。これはきっと、今まで経験した事のない思い出になると確信しています。

何せこのプロジェクトは、09年6月に産声を上げた。


翌月の7月には側車のウイングを製作し、完成まで果たした。
これは完成品が一つでも有れば、制作に励みが出るからと踏んだわけだ。

ズバリ的中。要所要所で活躍してくれました。
この100%アルミ ウイングの軽さに、何人の人が歓喜の声を上げたか。


8月は燃料タンクの製作を行った。
製作者の熱意を感じ、ほぼその姿は再現できている。しかし完成に至っていないのは燃料キャップの形状が決まらないと、
受け側が造れないという現実がある。

いやいや、買えば済む事なんですよ。

キャップが決まればこの燃料タンクも完成するのだが、現在は80%と言うところか。

私からしてみれば、太陸モータースの情熱を理解できただけでも収穫だと自負しております。


6月から制作していたカー側外装がほぼ出来上がったのが10月。
重量9キロと言う軽さだが、A5052と言う硬いアルミを使った甲斐があって、強度はもうしんぶんない。

これもカーフレームに取り付けられてから、表面の仕上げが待っている。
全体像は90パーセントの仕上がりだが、作業工程から言うと70パーセントほどの仕上がりと言えるでしょう。


皆さんも記憶に新しいのでは?そうNo6、No7で扱ったカー側のサイドフラッシャー。
この掲載に共感を覚えた人も少なくはないでしょう。

未だに、いすずさんスタッフとは連絡が有り、制作冥利に尽きるというものです。
妥協しないという行動に、どれほどの自信を与えてもらったか、とてもよい勉強になりました。


No8〜No11にかけてはカー側のフレーム製作だった。
現状は残るアッパーフレームの制作と、シートの背もたれ部分の完成を待つばかり。
85パーセントの進行状態で、10時間もあれば完成の域だ。


制作開始から一年がたった6月。メンバー集まってのミーティング。
初めて顔を見る者がほとんどだが、全くもって心配する必要などない。

同じ志を持つ者が、同じ屋根の下で集まるのがこれほど素敵とは。改めて制作意欲に支柱が追加された気分だった。
皆、素敵な表情しているから再確認してください。


No14〜現在に至るまで、本体のカウル制作に突入したが、忘れられないのはNo17の伴さんとの出会いだろう。

これは、サイドマシーンが好きで造ると言う次元から、次の領域へ試されているのではないか?と予感させる出会いであった。
このプロジェクトに幅が出てきたのは間違いない出来事であった。


そして三度目の年を数えた。
最初に言ったが、今年はこのプロジェクトを完結したい。
その計画を完結するためにも、ここからの作業も検証しておこう。

1)フロント カウル


先月お伝えしたヘッドライトカバー。これは確かに困難な作業だ。
以前私は、「カー側に取り付けられるウインカーの形状が変われば、人の眉毛をさわるのと同じこと」といった事が有るが、
ヘッドライトのクリアーレンズはそれどころの話ではない。

実は、コレに関してはとても有力な協力者が現れた。
年末ギリギリの話でもあり、本人に確認が取れそうも無いので、今回は名前を伏せておくがそれが実現すれば
オリジナルより良い物が出来るのではないか?

いや、きっとできるぞこれは!!!てな感じなのです。
名前を出したいけど・・・・・ダメかな????まっ、期待して見守ってください。


2)リアブレーキマスター

先月、かなりの情報をお持ちの方から、「リアブレーキマスターはどうします?」と連絡が入った。
正直な所、リアブレーキマスターについてはまだ考えていなかった。なにせ本体がないのだから、ブレーキまで気が回らなかったのだ。

しかし、避けて通れる物では無いので、その方を通して色々と調べてみると、こりゃカー側のウインカーのごとく
ややこしい代物だと判明する。

その情報によると、当時そのリアブレーキマスターはバイクばかりか、車にも採用されていたようだ。
早速、ヤフオクで調べると一品それらしきものが検索に引っかかった。

最近のリアブレーキマスターはシリンダーとタンクが別体で構成されているが(車はその限りではない)サイドマシンに取り付けられて
いるものはシリンダーとタンクが一体型。
しかし、この一体型が難儀なところで、最近のブレーキオイルタンクは樹脂製だが、サイドマシーンに使われているものは何と
マスターシリンダー一体構造のアルミ製なのだ。おまけにタンク キャプはスチール製だ。

何とも古めかしい。
そお言えばヤフオクに掲載されていたリアブレーキマスターに日産の品番が掲載されていた事を思い出した。

私は、自動車部品商に出向き、その品番を告げ探してもらった。
(あっ、これウインカーと同じ流れだよ。またかよ。)と考えていたのだが。

(部)日産に3個在庫あるよ。
(S)えっ、あるんですか。

(部)あるよ。とっておこうか?
(S)いや、あるはずがない。40年ほど前のものですよ。

(部)じゃ、なんで調べさせたの。
(S)価格はいくらですか?

(部)15000円くらいかな
(S)安いですね。新品ですよね。

(部)じゃ取るよ。
(S)いやいやいや、待ってください。

(部)なんなの。調べろって言って、あれば待ってくれとか。
(S)ごもっともです。ひとつ質問があるのですが、製造して40年ほどたっているでしょ、マイナーチェンジでタンクが樹脂に変更なんてことは
 無いですよね。

(部)そりゃここじゃ分からないよ。古いから部品の図面も得られないし、図面が出てもそれとは違っているかもしれない。
(S)マイナーチェンジしていたら、品番の後に”A-B”とか”Other”とか書かれてないですか?

(部)いや、記載に変更はないね。取るよ!
(S)いやいやいやいやいや、後日連絡します。

てな腰砕けで、確認にいたっていない。
こっちも詰めて考えましょう。


3)本体テールランプ


当初、テールランプについてはホンダ系のものかと思われたが、コレが全く違う物だった。
サイドマシーンに使われていたテールランプはルーカス。

実は、このルーカステールライトは戦前車にも使われていたようである。
この企画の中で、旧車を扱っている会社に出向いたときに、古めかしい箱に詰められたこのランプを目撃した。
その数が半端ではなく、スーパーマーケットのカゴに3杯は詰められているのだ。

私は、ワナワナしながらその横を通り過ぎた。


4)本体フレームについて

書けません。


5)エンジン

これも、かなりの情報通からです。

年式からみてH1に搭載されていたKA用のエンジンですが、実はH1-B用のエンジンカバーだけが使われていたようです。
その理屈は、KA系で必要になるコイル3個を確保できるだけのスペースがタンク下に無いので、H1−Bのカバーだけ使用し
本体はKA系で、点火方法を変えたようです。

そお言えば、知っている方もおられるでしょうが、サイドマシーンの本体タンク部分に燃料は入りません。
燃料タンクはあくまでカー側と本体の間に挟まれています。
そこには何もないのか?と言うとそうでもありません。

車高を低くする為に、サイドに取り付けられている2サイクル オイルタンクを本体タンク部分に新設してあります。
おまけに、燃料タンク位置よりキャブレーターのほうが位置が高いので、本体タンク内にはミツバらしき電動燃料ポンプが据えられています。

こおいった生きたリアルな情報は、一人で造っていいては知ることのできないことだ。
いったいどれほどの情報網があるのか?

造っている私自身、なるほど理解が出来る答えだけに感心してしまう。


今までとこれからの作業をおおまかに追ったが、本体が到着してから完成までは、それほど時間を必要としないだろう。
と言うのが、今までは見えない寸法を算出し、分かる範囲で制作してきたので、どうしてもふた手間み手間かかってしまったからだ。

本体が有ると、作業が止まってしまう事がないから、分けて作業もできるしバラバラだった部品がどんどん装着できる。

今年は年初めから良い感じですよ。
さ〜!春には小河内ダムで全員集合とゆきましょうか。

2011/01/01現在、仲間は37人。応援メール74通。

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