9月のフロント カウルの制作の続きです。

先にも言いましたが、ここからの仕事はサイドマシーン核となる造形ですので、
緊張感みなぎる作業になります。


 

前回はプレートからの切り抜きで、三枚のプレートを切り抜きました。
センター部分のプレートに曲面を設けましたが、左右に繋がるプレートへのラインは
この結合でしか得る事は出来ません。

上の写真では、基準となるカウルセンターから仮溶接が施されます。

この作業をカウル先端や後端から始めてしまうと、その反対側の修正が困難になります。
中心から始める事で修正範囲が、半分になるのです。

わかんねぇ〜だろうな〜。
俺も、反対の立場だとわかんねぇ〜もの。

でも、嘘をついているわけじゃないから、こうしか書けないよ。

で、どうなるかと言うと、ちょいと上の写真を見てくれ。
プレートとプレートが接合されている部分がイビツになっているでしょう?
コレを今から修正してゆきます。

 

接合部分の歪みを消してゆくのだが、工具はスラッパーハンマーを使用します。

しかし、ハンマーで叩く相手がフニャフニャ逃げるようではハンマーは効いてこないことになる。
どお言うことかと言うと、柔らかいスポンジに釘を打っても手応えが無いってことだ。

従って、プレートの空洞部分に当て木を差込バンドで結束する。
こおするとハンマーの応力が逃げないって訳だ。

叩いた力は全体に走らず、叩いた面に反映されるってことです。

 

終わっちゃったよ。

接合部分を最初の写真と見比べてくれ。
何だか滑らかになっているでしょう?

そろそろ気になってないか?
そう、ヘッドライトの穴が抜かれていない?
分かってる方もおられるでしょう。はじめはヘッドライトの穴を抜かずに完成させます。

フロントのグラスを造らないといけないから、模りが必要です。
グラス製作後にヘッドライト穴を抜くわけです。

 

とは言っても、まだまだ詰めた仕上げが必要です。
何せこのカウルがグラスの型になるのですから。

上の写真は更に仕上げを詰めてゆきます。



どうです?だいぶ良い曲線が出てきたでしょ?

ここからパテを入れてもパテの量は知れているでしょうが・・・・・。
そこはそれ、サイドマシーンを造っているのですから、ノンパテくらいのフィニッシュは求めたい!

 

これは同じ部位のアップした写真です。

左の写真は溶接した部分をヤスリで削り、曲面を求めているところです。
右の写真はその工程を数回繰り返し歪みを抜いている部位です。

鏡面まで後一歩です。



全体像が見えてきたので、フロントに被せてみました。

どう・どう・どう?イイッショ!



で今日、ナンバ氏とグラス部分を成型してみました。

ギャハハハハハハッ!ぜんぜん曲がらないよ〜!

でどうなの?どうするの?確か・・・・アクリルは150℃で変形するんだっけ?
姫路で一番熱いとされる大天狗ってサウナがあるんだけども、そこに持ち込んで曲げちゃうか?

いやいや、グラグラ煮立っているオイルにつけてから貼り付けるか?

そうだ!友達に看板屋さんが居るから、聞いてみるよ。

フムフムフム。300℃ほどの温度で数人掛で一気に。
こりゃ大変な事になってきました。

また、レンズの再来か?金属は親しみがあっても樹脂系はダメだな!

誰か!助けてくれ!良い知恵貸してくれ!この大きさの物を300℃ってどうしたら加熱できるの?
メール待ってますよ!

今月いや。今年はここまでです。

来る来年は、サイドマシーン デビューの年になるでしょう。
もう一息です。頑張りましょうね!

って、本体が未だ入手されてないゼ〜!


2010/12/01現在、仲間は36人。応援メール72通。

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