人として、生きるって事にどれほどの意味が有るのか。
少量の酒を嗜み、早寝早起き腹八分目。

いや、それはまだいいのもしれない。私が言いたいのは、
行動にこそ生きている意味が得られてるんじゃないか?と思っている。

アスピリンを飲み痛みを消したり、クリスマスにケーキを買って帰ったり。

そこにはおおよそ想像の付く結果が待っている。で、人は行動に及ぶ。
行動によって得られる結果を、経験しているんじゃないのか。

それでは、今まで経験した事のない行動で、どんな結果が得られるのだろうか?
予想の付かない行動は?何の結果も得られずにただ、時間の浪費に終わるのか?

いや、そんな事はあるはずがない。

予想もつかない結果を求め、予測も付かない行動を行使するのも、また楽しいんじゃないかな。

歳を重ねるたび人は忘れてしまう事がある。

人間は何歳まで生きたじゃなく、死ぬまでに何をやってきたかだ。
行動しないものは、生きるって事を一生理解しないのかもしれない。

異論はあろうが、それが私の生きてゆく姿勢なのだから。



最初は、アメリカからの輸入車を、引き取りにゆく上京だった。
ホンダCR500って化け物バイクを、公認登録しようって算段だ。

このサイドマシン プロジェクトに、参加してくださっている仲間も多いことから、上京の際に会う約束を方々にかけた。
その中のM氏から、会わせたい人が居るとの事。

そう、それがまさかの伴さんだったのである。

 

9月26日AM4:30出発。
大阪の堺まで難波氏を迎えに行き、13時までには東京に入ってなければならない。

それは何故か?そう、SW9638の制作しているフォグランプ ステーを、群馬のN氏が購入してくれるとのこと。
2010年モデルのBMW R1200GSA。その車輌に「取り付けできますか?」との質問を受け、
実車に宛がう事となった。

私の車輌は2006年モデル。当初は、「送りますからフィッティングできないのなら送り返してください」
と約束していたのだが、N氏も私が東京へ行く事を知ると、
送料がもったいないですから、こちらに来るならそこまで行きますとのこと。

いやいや、そのお言葉が嬉しいじゃないですか。
しかし、兵庫県から分単位の約束をしても大丈夫なのか?ほんとか?


で、何とか待ち合わせていたN氏と、滑り込むようにホテル駐車場で会うことが出来た。

ステーのフィッティングを確かめ、N氏も大変喜んでくれた。
わざわざ群馬から待ち合わせありがとうございました。



N氏とフィッティングを確認して数分もたたないうちに、見覚えのある白い車が脇を通る。
そう、サイドマシン プロジェクト メンバーの宮崎氏である。
5月のSW9638ミーティングからだと4ヶ月ぶりである。

時間がないので、行きましょうか?
今日、宿泊するホテルの駐車場だったのだが、チェックインも後回しでM氏と約束した九段下の
「SUPER FESTIVAL」に向かった。

朝から忙しくようやく車中で一息つきながら談笑。が?
今まで何も考えていなかったが、会場内でサイドマシーンのウイングを持ってウロウロするのか?

完成態に近いものを一つでも造っておこうと、リア ウィングを制作していたのだが
これにサインしてもらおうと持ってきた代物だ。

これって外から見るときっと浮いてるわな〜。

しかし、そんな心配は一切必要なかったと、後に知るのだ。

 

会場前で頂いたパンフレット。
ふむふむ目を通すと、有りました有りました。この企画で伴さんが登場するのですね。

伴さん以外にも大勢の懐かしい人達が登場です。

 

会場内は大盛況です。

不思議ですが、両手にはサイドマシーンのウイングが握られ、会場内をウロウロしているわけです。
警備の人達も回りのお客さんも、それほど気にはしていません。

これって凶器を持ち歩いているのと変わらなくない?
これってこのウイングを振り回し騒ぎを起こすと、きっとニュースに出ちゃうんだろうな。

そう考えると両手に握られたウイングに力が入る。
ダメダメダメダメ!何てことを。

 

ダメダメダメダメ!違う事を考えよう。

エイリアン第二形体のフィギアがある。だけどこんな色だったかな?でもちょっぴりそそります。
んんっ、こっちは雨宮慶太チックな!

てか、雨宮慶太サインしてるし!

 

こ、これは・・・・・・南隊員では?そお言えば、パンフにけいされてたか。
左の男性は・・・・・・ええと・・・・・・男性は・・・・。
ウルトラマンに出てた人だ。(汗)

そのときM氏から連絡が有り、会場入口で待ち合わせましょうとのこと。



ああっ!挨拶としては「はじめまして」が筋だろうが、初めてなんてものじゃない。
「お世話になってます」が正解か。



この企画を始める前に、参加者と見たキカイダーDVD。
伴さんと会えるなどと思ってないので、目線はサイドマシーンに釘付け。

しかし、DVDは視聴しているのだから、伴さんを多くの時間見ている分けだ。
その伴さんがいま目の前に立っているのだ。

私は、今までのことやこれからのことを伴さんに語った。
また、伴さんも半端な気持ちでないことは分かってくれたようだった。

SUPER FESTIVALが終わってから食事の約束をし、ウイングへのサインをお願いした。

で、私はウイングに宮崎さんはヘルメットに、難波さんは・・・・難波さん!
疲れてますよ!



ハワイでもキカイダー人気は凄いらしいが、いやいや日本も負けていないようだ。
伴さんのトークショーにかなりの人が集まっています。

何人かのお客さんが、私の持っているウイングに興味深々。
でもダメなんですよこんな空気が。
無言で無視しちゃいました。申しわけないです。


会場から離れ、食事をとっているあいだ、不思議な空間を堪能していた。
伴さんが隣にいるんだと。

伴さんとはこれからの展望を語った。

キカイダーの撮影に使われていた、小河内ダムでのサイドマシン プロジェクト参加者への走行会。
(乗りたければ誰が乗っても良いのだが)
ハワイでのキカイダーショーへの持込。
(こちらも誰が乗ってもらっても良いのだが)
東京で開催される大きなショーへの展示など、あふれ出した思いは止まる所を知らなかった。

とても心地よい時間。手に届きそうなものが横たえていた。



食事の後に今回お世話になったM氏とK氏に感謝を伝えた。

K氏が「あそこまで造り込むのは大変だったでしょう」

SW「大変だったのは間違いないですが、分かってる事がありますから何てことはないです」

K氏「分かっていること?」

SW「はい、いい加減な物を造っていると、いい加減な人しか集まらないですから」

K氏「はあ」

SW「自分が誠意を持って望めば、誠意を持っている人間が集まる。
誠意を持って望むって事は、誰のためじゃなく自分の為なんですよ。
奇麗事無く自分のためです。だからM氏やK氏と知り合ったのですから。
私はその答えを以前に経験していますから、こお言った事ができるんです。」

M氏からもらったハワイでのお土産、貼り付け用 タトゥー。
そのタトゥーを見ながらほんの2ヶ月ほど前には知らなかった人達と、
こうして話せることに、何故だか嬉しくってたまらなかった。

 

9月27日東京は朝から雨。
サイドマシンを造っていなければ、歩む事の無かった昨日が思い出された。
それは間違いなく、私のやってきた誇りである。

とか考えながら、晴海ふ頭は片側7車線。何処を走っていいのか?サッパリ分からない。
まあ!いい!昨日俺は、ジローと会ったんだぜ。

どうにか海運会社に到着。事務所を説明され向かうが、事務所は階段を上がった突き当たり。
何て遠い突き当たり?

 

流石に500ccは迫力ある。

最悪、フロントタイヤを外せば軽バンに乗せられるだろうと思っていたが、
ディスクプレートもキャリパーもフロントフェンダーも取っぱらった。

さ〜。帰りますか。

と、その前に。

 

甘栗を買うためだけにやってきた中華街。
以前、クールブレーカーにカスタムバイクを展示した際に、食った栗の味が忘れられず立ち寄った。

先ず飛び込んだのはお手洗い。で、目に飛び込んだのがこの光景だ。

小便器の上にひまわりの種。でもって殻だけ。
食いながら用を足したのか?食う前か食った後か最中か?でなんでひまわりなの?

まあどうでもいいや。それより栗を物色するか。

50代半ば、薄いひげを生やした女性が、小さな手さげカゴに甘栗を入れて近寄ってきた。

売り子「栗美味しいあるよ!。新入庫で新しく、美味しいあるよ!」

まっ、栗を買いに来たのだが・・・・・「買ってもいいけど、近頃の日中関係どう思う?」
売り子「政治は分からないあるよ」

無難な返答な。

まあいいか、栗買うからサービスしてよ。

売り子「サービスのこころヨ!」
何か馴染まね〜な〜。

袋に詰めてくれてる売り子に、「栗の旬ていつなの?」
売り子「ん〜んっ。もう少し先ね。」

「やっぱ旬が一番美味いんだろうな」

売り子「・・・・・・・」

売り子「これも美味いあるよ!」
もう、遅セ〜よ。


東京からの帰り道、兵庫県まで雨はやむことは無かった。
しかし、車中は天気と関係なく、難波氏とこれからの展開に胸躍った。

N氏を大阪の堺まで送り、残り数十キロの道のりを一人で帰ったのだが
あの人の言葉を思い出した。

「誰かがやるはずだった。自分がその誰かになりたかった」

Frederick Carlton“Carl”Lewis




2010/07/01現在、仲間は34人。応援メール70通。

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