リアサスペンションOH

 

今回オーバーホールを実施した10年以上前のホンダCRM250のリア サスペンションです。

さすがにヤレてます。サスペンションオイルも相当な物でしょう?
以前、カワサキのゼファーをOHしましたが、この中にオイルは入っていませんでした。
一滴もです。

どうなんだろう?OFF車はさすがにOil入っていませんでした!何て人は少ないだろうが、
200cc入っているオイルが、残量160ccです。

ゼファーのOil量ゼロは別として、抜けてると感じていても、実際は40ccほどの漏れだったのですね。
因みに、CRM250(MD24)では125ccを下回るとオリフィスへもエアーが噛みだします。

 

ピストン側のシールです。
漏れの原因は、このピストン側の内パッキンと、外部Oリングの損傷です。



排出されたサスペンション オイルですが、かなりの汚れ具合です。
受けた容器の底にスラッジが沈殿するくらいです。

私は思うのですが、古くなったサスペンションを新品に交換するよりは
現行のサスペンションをオーバーホールしたほうが、コンディションは良いように思います。

なぜかと言いますと、フロントサスペンションの場合は一回目のオイル交換より
二回目の方がオイルが綺麗だからです。

新品の部品から当たりが付くまでに、各構成パーツのバリ取りが終了するまでに
それほどの時間を必要としないのでしょう。
二回目となると構成パーツに当たりが付いて、本当の機能を発揮すると思われるのです。

 

オーバーホールでは、ユーザーの声によりオイルの固さを替えることも可能です。
リアの暴れ具合が気になるとか、晴天は良いが雨の日にはリアが流れるなど。

要望次第で、劇的な変化を得られるのがサスペンション オイルの選定です。

オーバーホールには段階があります。

1)シール交換、オイル交換、窒素ガス注入、インナー シリンダーの錆び取り
2)ダンプラバー交換、外部サンドブラスト処理、スプリング塗装、インナーシリンダー等の交換
*車種によって実施できないのもがあります。

1)は最低限のオーバーホルで2)は省く事が出来る作業になります。

sw9638@ybb.ne.jp

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