今月はリアフェンダーの仕上げまでやっちゃいます。

前回からの続きなので、もう一度最初から見たい人はこちらへどうぞ。

一口にリアフェンダーと言っても、パテ入れに塗装、フェンダーストラップにテールランプ回りと
仕事は山積みです。

項目の重複もあり、仕上げまでの工程を全て掲載するのは経済的とは言えません。

今回も要所を押さえて解説しますので、全体の工程は他のページでも探してみてください。

えっ?ジャンプで飛べるようにしてくれ?

それをするとなると・・・・・。私自身が他のページを探さなくては・・・・・・・・・。

珠算の先生「なんじゃそら!」


  

前回からの続きでパテ入れです。

左の写真では結構な量のパテが入っていますが、研ぎ込み後に若干背の高い部分が見えています。
リアフェンダーの厚みが3.2ミリ有るので、0,5ミリの研ぎこみは全く問題ないので、平ヤスリで研いでいる図です。

そしてフェンダーストラット。メッキに出す下準備です。

あまり知られていないようですが、メッキの下準備は自分の顔が写るくらいに磨きこみます。
そう、まるでメッキが完了しているがごとく。
塗装もメッキもこの下地に全て掛かっているのです。




すんません。

知っている人もおられるでしょうか?そう「バイブズ」に使われた写真をそのまま使用しました。
本人の顔をたまに使わなくては、意思の疎通が図れないとの助言を受け掲載してみました。

難しそうな顔して余計に意思の疎通は難しいかもです。

そして塗装とメッキ前のフェンダーはこんな感じです。


  

今回時間を割きたい場所はこれ!レンズ造りです。

埋め込みテールのため全てがワンオフで製作されます。

5ミリ厚のアクリル板を大きめにカット。
グツグツ湧いたお湯の中にアクリル板を入れた後、ヒーターで熱しながら曲面を形成します。

曲面が複雑な場合はスチールで当て型を造っておくのも良い手段です。

右の写真は見づらいですがスチールで造った曲面当て型を添えています。


  

レンズ製作に限らず、はめ込む加工と言う物は先ず基準を決めるのが先決です。

加工物の大きさにもよりますが、このレンズの場合全体に3ミリほど大きく切り出しています。

レンズの形状が三角形のため基準を向かって左上の点に(左上の角)決めます。
これから結ばれる右の角か左の下部の角の点と結びその線を成型します。

点と点は線で結ばれるのです。
一方が決まれば隣の点を線で結べば二辺が出来るわけで地道な作業です。


  

金属では無いので足らずを溶接するわけにいきません。
従ってマイナスに削ることは作り直しを意味します。

十分の一、五十分の一と多め多めに削り寸法を取ります。
削っては取り付け、削っては取り付けの作業が続きます。


  

ブレーキレンズのハウジングとウインカーレンズ ハウジング間には仕切り加工が成されています。

ハウジング間に入っている、支柱表面とレンズ表面が滑らかな曲線にと考えているので、
支柱にレンズが被らないといけません。

尚且つハウジング内にレンズが落ち込んでしまっては意味が無いので、
支柱に切込みをもうけその切込みにレンズが乗るような形状にします。
それが左の写真です。


  

レンズは上方の線と、左の立ち上がりのみ二辺を成型したあと段付の加工を施しました。

下面はサイズの変化に順応できるように切りっぱなしでしたが、段付が決まった時点でカットしました。


  

輪郭が決まれば今度は奥行きです。

左の写真はフェンダーのラインに合わせて、上方の角を切り落とした図です。

写真と解説だけでは伝わらないとつくづく実感するひとコマです。
どうしても造りたい人はここにくれば!


  

ウインカーとブレーキランプが収まるハウジンクの中に、アルミテープを貼っつけます。

最近のアルミテープは優れもので、めったな事では剥がれません。

余談になりますが、オイルタンクや燃料タンクに腐食したりして穴が空いても
油気を取ってアルミテープを張って補修したりします。
これで結構持つものです。

油気がテープの糊を犯しそうですが、実際は問題ない範囲です。

ここでは釣りで使用するルアーを造るときのテクニックを披露します。

と言っても簡単なので一度挑戦してみてください。

ホームセンター等で売られている全ねじ切り出しボルトを用意します。(30cm位です)
径は8〜10ミリが手ごろです。

少々弾力のあるゴム板の上にアルミテープを敷きます。(シートを剥がして貼り付けてはいけません)
アルミシートがずれないように四隅をセロハンテープで止めておくと作業性が良いです。

その上にボルトを置いてボルトに体重を乗せてコロコロと転がせます。
そうすると幾つもの線がアルミテープに残ります。

対角上にボルトを走らせると碁盤の目で溝がつき、角度を浅くすることによって菱形になります。

このシートを使ってハウジング内側に張り光を乱反射させます。


  

テール、ウンカーともLEDを使用します。

耐久性や使い勝手を考え、四輪用のテールを流用することにしました。
板金屋に出向いたところホンダフィットのテールをGETしたのでこれを使います。

LEDを固定するベースもここには含まれているので、使用できる物は全て使用です。


  

ストラップのメッキも塗装も完了し、レンズを取り付けると全体の構図が見えてきて心拍数が増す瞬間です。

ファイアーボールが仮に収納されていますが、良い感じでしょう?


  

最終的にレンズの内側は#120ほどのペーパーで傷を入れ、すりガラス状に加工する予定です。


  

エッジの効いたRフェンダー!そのままでしょう!




リアにワイドタイヤを装着すると、現行のRフェンダーでは間延びしてしまいカッコ悪いですよね。

面積に対してラインが少なく、取って付けたようになってしまいますが、
このRフェンダーに限ってはそれは払拭されています。

逆に細いタイヤに上記のようなフェンダーを装着したところで、ゴチャゴチャして見苦しくなるでしょう。
このタイヤにしてこのフェンダー有りなのです。



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