今回の依頼はリアフェンダー。オールアルミで製作です。

以前も話しましたが、アルミと言えば燃料タンクがポピュラーですが、
実は同じ素材で制作するには少々問題が発生します。

それはタンクに使うアルミは1000系と言って、混ぜ物の少ない素材を使うのが大半です。
1000系の良いところは加工性に富み、磨きの仕上がりが良好と言う事です。

同じアルミであっても、バーハンドルやフロントフォークなど輝きに違いがあった経験を
、お持ちの方もおられるでしょう。

これは素材からくる性質で磨きに向き不向きがあるからです。

リアフェンダーの素材となると、乗車すると言う性質上、強度に劣る1000系を使うわけには
行きません。

ここは溶接性に優れ磨きにも適している5000系アルミを選択。

会社によって違いますが、タンクローリーのボディーやバイクフレームにスイングアームが
これにあたる素材となります。

それでは行ってみましょう。

 

こんかいオーナーとの打ち合わせ時間が取れない状況で、またバイクショップからの
又聞きオーダーでえらい目に合ってしまいました。

まっ、それも勉強。先に進みましょう。

 

私が把握した情報は、全体的に小さくシングルカフェ。
70年80年レーサーの雰囲気をフェンダーに出してほしいと。

直線部分を生かし、大きな面は軽い曲線を出します。

 

展開図を引きそれを組み合わせ溶接。
各溶接を削りフィッティングを確認します。

 

両サイドのボルト留めを施し、前方は純正の爪が噛むようにベロを溶接します。

いい感じの位置です。

 

いい感じで取り付け完了です。仕上げの磨きはオーナーが作業したいとのことで
ペーパー仕上げで留めます。

アルミの磨きは比較的精通してない人であっても磨きが可能です。
そうする事によって、料金も抑えられるって訳です。

しかしオーナーとの情報交換の行き違いがここで発覚!

なんとオーナーの身長は1M80p超。純正のシート高さでは足が余ってしまう。
従って7.5pほどシート高さを上げてほしいとのこと。

また手持ちのシートスポンジを持参で、シート面積をカバーできる座面が欲しいとのことです。

 

逆算するとシート座面がかなり広く、70年80年リアカウルでは表現できないと判明。

従ってバイクのシルエットから、こちらセンスでお任せ下さいと、形はこちらで選定することになった。

 

バタバタ作業で途中の写真を撮ってません。

7.5pの座面を上げるために別にステーを制作。それをシート内に収めなおかつ
外観はスッキリ収まるように加工しました。

 

どうでしょう。
シート高さ7.5p上方へ。スタイリッシュなシルエットが出ました。



因みにタンクはオーナーが別会社に依頼したもので、上半身アルミ製です。

あー疲れた。

しかし、バイクってリアフェンダーひとつで印象が変わるものですよね。

あ〜。余ったリアフェンダーどうしようかな?


更新日13/08/14

とか言っていたら、早速お話が飛び込んできた。

茨城県のスポスタ オーナーのN氏。

彼の車両には色々とSW9638テイストが盛り込まれているが、
今回はこのリアフェンダーに白羽の矢が立ったわけだ。

 

原型の車両。ベースは茨城県なので同じ車両を手配。

 

分かりにくいですが、左の純正ステーに挿入可能な特殊ナットを制作し、
ベースを固定。

 

いい艶でてます。
シートはレーシーなスポンジベース。

 

写真の残念なところ!黒だから潰れて見にくいが、ソノディテールは伺えます。
ユーザーにも納得してもらい、無事嫁ぐことができました。

関西から東の地へと頑張ってお勤めするんだぞ!!!そんな感じですかね。

めでたしめでたし。

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