ハーレーのカスタムタンクでも代表的な形がこのプリズミックタンク。

 

しかし私は変わり映えしないこのタンクにあまり魅力を感じませんでした。

 

しかし今回ひょんなことから新鮮な形が浮かんだので制作意欲が湧いたわけです。

 

加工的には簡単な部類に入り、(板金作業でも難しい絞りや叩き出しが無い)器用な人なら2〜3個造る覚悟があれば造れるんじゃないのかな〜。

 

造る造らないは以下のページと検討してください!

 

 

 

きっかけはこの一枚でした。

何気なくあった写真のプリズミックタンクが湾曲しているように見えました。

「おおっ!これはそそられます!」

 

てなわけで製作開始です!

 

  

 

先ずは型紙でタンクの原型を製作しますが、ここで手を抜く事は厳禁ですぞ!

 

この型紙が全てを方向づけます。ミリ単位にまで拘ってください!

 

型紙は文房具屋さんで売られています。

型紙自身厚みがあって型取りできますが、最初にタンクのトップ部を造るので後々重くなってきます。

その時、型が変形してしまわないように針金で骨を作り貼り付けておきます。

 

前後の長さ、幅と高さを想定してトップ部の一枚を製作をしてください。

 

*直線部分は折加工するので切断する必要は無いです。しかし曲線部分は曲げ加工が困難な為

切断してしまいます。そうすると上記のような形になるわけです。

前後の長さは後でもカットできるので1センチくらいは長めに切っておきましょう。

 

  

 

「んんっ、重要な型紙製作が写真四枚で終わってしまった!」(大丈夫だろうか?)

 

トップの製作が終わりますとサイドの製作ですがここに針金の骨は必要ないでしょう。

サイド部は大きめに切って(5ミリくらい)トップ部と照らし合わせます。

角度と隙間が重要です。(最終的には接する所は誤差0にします)

 

トップ部とサイド部の結合部分に隙間が有ってはなりません。ここは慎重に。

 

何面にするかは製作者に任せたとしてこの作業を繰り返し下部トンネル手前まで作業を進めます。

 

型紙は左右作る必要は無くトップから片側だけでOK!

反対側は同じ物を2セット造ればおのずと寸法が出るって訳です。

 

そして最後に忘れずトップ面から順に番号と前後ろの矢印を記載しときましょう。

後に鉄板を切り出したとき何処の部品か分からなくなるので目印です。

 

 

今回の鉄板は1,2ミリを使用しました。

鋼材屋サンで購入すると3×6(通称サブロク)というサイズで1、600円くらいで

90センチ×180センチくらいですか、安いでしょう!鋼材なんかこんなもんです!

 

写真は型紙順に番号を振っています。

ここでも要注意!ミリ以下の単位で全く同じ寸法にカットしてくれ!

 

鉄板の上に型紙を置きマジックで書きグラインダーのカット砥石で大まかに切り

切り出した後、ペーパーディスクで仕上げるのがベスト!

 

ええ〜いっ、美しい物には細心の注意をじゃ〜!

 

  

 

そして切り出したスチール板を仮溶接(黄色○)必ず全てのパーツを仮溶接し、

寸法バランスを確認する。

 

Aの矢印は仮溶接時にこの幅が縮んでしまったので、裏側からタンパックルで寸法を

少しオーバーするまで外側に張ってやります。

 

金属は溶接すると熱で縮もうとするのでこれで逆の力を掛けておく訳です。

 

 

そしてフル溶接ですが私は今回Tig溶接を使用しました。

この溶接ならば表面を均一に研磨しても凹凸なく仕上げる事ができます。

 

赤い矢印はタンク表面、黄色い矢印はタンクの内側ですが、裏側まで溶接のビートが

浮き出ているでしょう。こうなれば表面を研磨しても割れる心配は無いです。

 

  

 

大きめに取り付けられた鉄板をトンネル部に合わし整形、今回トンネル部分を60πとしたので

50πくらいのパイプに鉄板を押し当てU型に曲げます。

 

少々大きい分には全く問題ないです。

 

トンネル部に差込マーキングそしてカットです。

 

 

タンクで大切な部品ベント!ここも拘ってみました。

トンネル部の邪魔にならない所からパイプを取り回しました。ここなら外から見るのは不可能。

 

その他左右の油面を保つ為のパイピング、燃料コックの口金を溶接です。

 

  

 

いつもこれには悩まされます。燃料コックの受け側金具です。

確かアフターパーツ「Vツイン」にて売られていましたが待っていられません!

 

そして何時ものごとく事故車のタンクを入手し金具カットです。ついでに燃料コックの受け側も。

 

  

 

ハーレーに乗っておられる方はご存知でしょう!

そうネック付近(丁度メーター下部)にフレームに穴が開いていますよね。

 

私は取り付けボルトを見せないためにこの穴を利用することにしました。

 

この穴の内径に合わしタンク側にパイプを溶接。

右の写真ではしっかり挿入されているでしょう!そしてはみ出た部分をカットカット!

 

 

  

 

お次にタンク後部。やっぱりボルトは見せたくないですね〜。

後部に取り付けプレートを溶接しフレーム側にボルトを溶接!

 

プレートとフレームが鉄どうし干渉するのでここはゴムを差し込みました。

 

んんっ?・・・写真が無い?

ギャハハハハハ!

 

 

そしてパテ埋めです。

まるで剣先イカのようです。(おい!かあさん醤油とマヨネーズそれに唐辛子!)

 

このパテに関しても一度みっちり解説を入れなくてはと考えています。

 

結構誤解している人多いんですよね〜・・・・・このパテ埋め!

 

ギャハハハハ!(意味不明)

 

  

 

どうですかいい感じでしょう。

現段階ではサフェーサー止まりです。完成は後日アップします。

 

ボルトが見えないでしょう。

 

「後端部のボルトが見えてるやん」ゴホン!、何て事を!

ここはシートで隠れるの!

 

あのタンク後部からラインを崩す事無くシートへと繋がる!いいね〜いいよ〜(AV監督のように読んでね)

 

 

 

 

そして型紙はポイです。

 

二つ造らないこれ私のモットーです!

 

いらないものはポイポイ!ポイポイしなくちゃ家が片付きません!

 

ギャハハハハハ!

 

 

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