イングリッシュホイール後編

 

現在04クールブレイカーの車輌を製作しておりますが、

フルカバーという特殊なカスタムを行うには、どうしても必要な工具なので完成形へと駒を進めたいと思っております。

それでは!いってみましょう!

 

 

イングリッシュホイールの命、ローラー部の製作です。

鉄車輪を好みのRに合わせてコーナーをグラインダーで荒削りしました。(黄色い部分)

そしてテーパー状のブッシュを2個製作しローラーをサンドイッチしてボルトで固定します。

 

  

 

固定したボルトをドリルのチャックでくわえます。

そのドリルを回転させながらグラインダーで削ってゆきます。

あまり力を入れすぎるとドリル側のボルトが変形してしまうので気を付けましょう。

右が完成したものですがここで問題が発生しています。

上下ローラーの運動で鉄板を伸ばしてゆく工具ゆえ僅かな変形でもローラーがスムーズに動きません。

 

やはり上記の方法では0、25ミリ以内の精度です。

ここはごまかしようの出来ない部品だけに削り屋さんに部品発注することにしました。

それじゃここまでの説明は何の意味があったのか?と言う事になりますが

毎回写真を撮り忘れる私が、忘れもせずに撮っていたと言うことでご容赦下さい!

 

  

 

先ほどの鉄ローラーも荒く出すには問題無いです。

試し引きしたところ本体の強度不足に気が付き補強も実施しました。

 

修正くらいの使用であれば問題ないとは思いますが一枚板からの整形となると話は別です。

本体内側壁に補強鉄板をほぼ一周、コーナー部に三角の当てをと

製作当時の面影も消えてしまいそうな補強であります。

鉄板の厚みは8ミリとプライベートの域を超えつつあり、

無茶苦茶な私をどうか許してやってください!

 

それと上部に取り付けられるローラーを上下さすハンドルも探すより作ったほうが早いと

造ってみました。

プライベートではなかなか手に入らないパーツのオンパレードで入手方法も

記載されていない!これもひとえに写真を撮っていたと言うことで。

 

 

こんな具合で塗装しました。

次ぎ行ってみましょう!

 

  

 

見事な仕上がりです。

やっぱこれですね!この仕上がりに私、大変満足しています。

 

金型鋼材に焼入れ済み!験し引きしたところ何度も溶接部の上を通過しましたが

傷一つ付いておりません。それどころか光沢が出ている始末です。

削り屋さんに合掌!

 

 

通常鉄板にローラーを掛ける場合ハンマーで耳を伸ばしておきますが

今回カット後TIG溶接してあります。

左右対称の部品製作であり同寸法の仕上がりが望めるでしょう。

まあ、慣れてゆけば問題ないのでしょうが。

 

溶接部先端がボコボコして面の複合物といったところでしょうか

 

  

 

どうです綺麗な表面でしょう。

右の写真は奥が完成形手前が未加工です。

一目瞭然ですね。

 

左の写真のように鉄板を差込、前後に工作物をおくります。

少しずつローラーに荷重をかけてゆきますがゴツゴツしてスムーズにはスライドしません。

 

幾度か繰り返すうちにゴツゴツ感がなくなり工作物はスムーズにスライドするようになるのですが

逆にいうとそうなってくると表面にRが付いてゆくということです。

 

しかし工作物が思った所に行ってくれませんこれはなかなかです。

 

簡単な構造ですが短時間で凄まじい工作をやってくれます。

&体力的にもきついですね。

 

イングリッシュのページはこれだけでは済まないようです。

次回も期待してやってください!

 

 

 

 

 

 

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