近頃、Xbox360のゲーム ”ベヨネッタ”で、指が引きつっているSW9638です。

サイドマシーンの合間に、これやっていました。

大阪発なので、大阪在住の方はお目にかかる機会も有るかもしれません。
実は、こうなっています。じっくりご覧下さい。

 

タンクの加工前に下準備ですが、燃料ポンプと燃料レベルユニットの取り外し。
しかし、配線むき出しがガソリンに浸かっているなんて?問題ないのですね。

 

タンクを十分に水洗いし乾燥。

で、サイドをカットです。

 

カットした部分を逆にえぐり込みますが、切った部材は寸法が足らなくなるので、使用できません。

そこで、切り込んだ部材より若干大きめにスチール板を板金します。
仕上がりはアルミ板をリベット留めするので、左右4枚のプレートを製作する。

 

プレートは先に、外で完成させた後にタンクに取り付ける。
でないとリベットが打つことが出来ない。

これ、貼り付けたものじゃありませんよ。ちゃ〜んとリベット打ってますから。

 

続いてフェンダーの交換です。
純正のフェンダーがやぼったいので、フラットフェンダーでシャープに納めます。

左の写真でフェンダーストラットをカットしていますが、これってカスタムの境目なんですよね。
これを切るか否かで、カスタムは大きく左右されます。覚えある人も居るでしょう?

右の写真はフェンダーの固定が不安定だったので、スイングアームに更なるステーを追加しました。

 

16ミリのステンレス丸棒で両サイドからステー取り。

 

フラットフェンダーの弱点を克服します。

細いタイヤに取り付ける分には問題無いのですが、
バルカン2000は、リアタイヤが200ミリ以上の幅が有るので、間延びを埋める必要が有ります。

そこでタンクと同じ手法でアクセントを付けますが、ここではもう一手間かけましょう。

タンクの手法とは?アルミプレートをリベット打ちするのですが、仕上がリがフェンダーと一直線とします。

どお言う事かと言うと、フェンダーの厚みが2ミリ有ります。
これに切込みを入れて、裏側に同じ曲面を持ったスチール板を製作し、切り込みを覆います。

これでフェンダーには2ミリの段差が発生します。
その段差に同形のアルミプレートを製作し、はめ込みリベットを打ちます。

右の写真は切り込みに合わせ、裏側からプレートを溶接している図です。

 

そして表からの図。(上左)

凹んだ部位に、フラットフェンダーと同曲面のアルミ板をセット。
リベット留め。



ちょっと分かりにくいかもしれませんが、フェンダートップと表面が均一になっています。

 

オーダーのあったハンドルも製作。

デジカメの調子が悪く、一昔前の裏ビデオみたく写っていますがこんな感じです。

 

まだ終わりません。

お次はシートベースです。
低く頑丈に、素材はアルミA5052の3ミリ板です。



まだ終わりません。

フェンダーをフラットとし、スイングアームと固定したので、シートの裏が丸見えです。
これにプレートを新設し、取り付けます。

 

ハッハッハッ。完成しました。

塗装は”南工房”。
トータルカスタムは”モト エクスライド”さん。

塗装屋さんは仕上げが大変だった事でしょう。
エクスライドのMatuさんは夜遅くまで組み上げてご苦労様でした。

それぞれの仕事が分かれるってことは、困難な時間もありますが、
一緒に仕事が出来る楽しみもあります。

納車には、職人皆が集まって何とも言えない時間が流れます。
私はこの瞬間がとても好きです。

また皆で飯でも行きましょうね。

 

大阪でこの車輌を見かけたら、一度見てみて。

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