塗装の剥離も終了してぼちぼち磨きに突入です。
磨きに関しては近道はありません!
私もプロではないのでおおきな口も叩けませんが、経験上磨き作業はここ何十年いや、ひょっとすると半世紀は
革新的な工具などは出ていないのではないのでしょうか。
専門業者のステンレスポリッシングにしてもアルミポリッシュにしても貴方が考え付く工程を踏んでいます。
ポリッシュの工賃は確かに高価です。
しかし自分で作業すると理解できます、それだけの時間を費やしているのです。
それでは私の経験の範囲ではありますがチビリ説明に入ります。
荒磨ぎ 中磨ぎ
仕上げ
大きく分けて磨ぐ事に関してはこの三つに大別できると思います。
「荒磨ぎ」「中磨ぎ」「仕上げ」と大別していますが「荒磨ぎ」にしても「荒荒」「荒仕上げ」とに分ける事が出来、合計6段階はあります。
ポリッシュに関しては又、部類が違ってきますので後ほど。
先ず、1)硬超バーで張りなどを削りとる(ヤスリ掛け) 2)#60〜#80ペーパーで地肌を均一に均す 3)#120〜#180で2)の傷を消す 4)#80番以上のゴム及びシリコン研磨剤か#380以上の耐水ペーパーで水磨ぎ 5)#180番以上のゴム及びシリコン研磨剤か#600以上の耐水ペーパーで水磨ぎ と、いった具合です。
その他形状に合わせて当て木になるものはバンバン作る!
同じ番手のペーパーであっても手磨ぎの場合と高速で回転した場合、空磨ぎと水磨ぎの場合は仕上がりにかなりの違いが出てきます。
*番手が大きくなってきたら(#240以上)必ず同じペーパーどうしを擦って互いの目を潰すこと、水磨ぎの場合は水の中に少量のボデーシャンプー等、少量混入しておくと目詰まりはもっと防げます。
今回使用した工具
そして今回お勧め商品3Mのスポンジ研磨剤です。
スポンジなので水分の給水持続力があり耐久性も耐水ペーパーの100倍
位は楽にあるのではないでしょうか、お勧め番定は#300付近とポリッシュの下地に
#1000番というものもあるのでこれはいいです。
写真の物は箱入りですが最近ではホームセンターなどで2枚入りで販売
されています。
さてぼちぼち本題に入ります。
まず写真参照!
ダイキャスト特有の合わせ面と空気の逃がし部の整形研磨です。
赤い部分と黄色い部分で色分けしています。
黄色い部分のコーナーのしわはヤスリで落とし、
赤い部分の合わせ面は硬超バーで整形しました。
続いてペーパーを掛けてゆきますが、今回範囲が広いのでストレートツールの電動リューターを使用してみました。
金額は8000円強、しかし助けられました「研磨は近道はない」などと人の気持ちをつかんでおいて、いきなり文明の利器にたよっております。
#80 #80〜#120
#240〜#400
違いは明らかです、説明もいりませんねここでのポイントは必ず手研ぎの場合
当て木を使用しましょう。
指先の曲線が必ず残ってしまいます、曲線の部分は曲線の当て木を!
仕上がりは歴然です。(右の物は剥離も済んでませんが)
パウダーコートで塗装するためポリッシュの一歩手前で仕上げています。
塗装するなら研磨の必要性もないのではと、思いますが
必ずや仕上がりに差が出るはずです。
はい、間違いないです!!
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