今回フルカウルの肝です!
話は変わりますが作業には二種類に分けることが出来ると思います。
一つは時間が掛かってもプロとはぼ同じ事ができるもの。
例えばキャブレターのセッティングだったりエンジンのオーバーホール
タイヤ交換だったり塗装などです。(勿論基礎知識は必要ですが)
プロとの差は圧倒的に時間です。
時間を費やした分だけ儲けが減るから彼らは極限まで無駄を省きます。
なかには用心深く何回もチェックを入れるビルダーも居ますが、それも後々クレームと言う時間と事故を警戒しての事です。
そしてもう一つは時間をかけても真似できないものです。
プロがショップに存在するならプロフェッショナルは数十軒に一軒といった具合です。
どんな事かと言うとエンジンの音だけ聞いて症状を判断したり(生前、ポップ吉村がレース途中ピットから音だけ聞いてスプロケットが欠けていると判断し、スプロケットの交換準備をしたと聞いた事があるが、間違っていたら許してね。)手の感覚だけで仕上げが判断できたりする。
もうお気づきか!そう、プロフェッショナルになると視覚以外の感覚で物事が判断できるのだ!
もしこの世に超能力と言う物が存在しているのならこうゆう事を言うのではないだろうか。
プロフェッショナルとは言わないまでも、今回以降の作業は非常に困難な物で真似する事は非常に厳しいでしょうが、「こうやって出来るんだ〜」程度でお楽しみ下さい!
何なら挑戦してみてください!!!
「お〜おっ、いきなり組んでるよな」、そんな声も何処吹く風!
そうです写真、思いっきり忘れました!
失礼しました!
さて左の写真の説明ですがフロントフェンダーのトップ部の製作。
最新の魚拓のようにも見えますが決して魚拓ではありません。
いわば展開図です。
右の写真は展開図で切り出されたスチールを溶接しイングリッシュホイールで整形後
左右を溶接している図です。
左の写真は「均し」作業前、右は途中です。
次回くらいにもっと繊細な説明を入れたいと考えています。
これは寄った写真ですが丸みが確認できるでしょうか?
右の写真に所々丸い焼き跡がありますが、これは伸びすぎてしまった鉄板を絞った後です。
私は自動巻きの腕時計を愛用していますが、このゼンマイがぶち切れるくらい鉄板を叩きます。
(これも次回繊細な作業工程を紹介します。)
先ほど造ったフェンダーを取り付けに入りますがこのフェンダー、上下をバッサリ裁断しなくてはなりません。
と言うのも上面はフレームに固定。下面はフォークに固定する為、可動しなくてはならないのです。
静止面と可動面はトップブリッジのセンターボルトから垂直に動きます。
しかしこのトップブリッジは6度レイクしているので6度ぶんずらさなくては可動できません。
そこで今回登場するのがレーザー墨出しです。
(そろそろ何を言っているのか解らなくなってきましたね〜)
車輌を立て横、垂直方向の基準を出しレーザーレベルでトップブリッジからのチューブに
中心線を引きラインでマーキングしておきます。
*白矢印の先にレーザー光。赤矢印の先にライン(糸)を張っています
左の写真は解り易いようにベニア板に反射させました。
ラインに対して垂直の線を再度レーザーレベルでマーキング!
これがカットラインになります。
トップブリッジ下部に薄っすらとレーザー光が見えるでしょう。
左の写真はフェンダーの位置決め。右はレーザー光に添ってフェンダーにマーキング
そしてカットです。
アッパーフェンダーの取り付けです。
ハンドル回りがロッドだらけで何が何やら解らないので黄色丸で囲みました。
右はアッパーフェンダーを底から覗いた所ですが、補強耳がすでに溶接されてあるのが分かるでしょうか。
ステーと言うのは地味〜な部品ですがこれが無い事にはらちがあきません。
個人的にはこっちのほうが難しいような気がしてなりません。
フェンダーの下部です。
下部が可動するということは下部の上面が見えると言う事です。
(ちゃんと説明できているのか心配です)
ということで上面プレートの製作!
右はアッパーとロアーとの組み付け。
私としてはこの隙間は2ミリ以下に調整したいのですがこの先不安です。
これでようやくフェンダーアッパーの仮付けが完了しましたが完成ではありません。
お次はサイド部の製作です。
横に並べてみました。
これからも難しくなるので気の休まる時間が無いです。
仕事が終わって帰ってくるのが6時30分くらいで、それからの作業と休日だけで
だだでさえ進行状況が分かりずらい板金作業が秋まで続く予定!
もう、笑うしかないです。
そうです!笑うしかないのです!
ヘヘッ・ヘヘヘッ・・ヘヘッ・・(矢吹ジョー風に)
ギャハハハッ!(ミスター伊藤風に)
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