今回はハンドルを使って、基本的な作業を紹介しようと思います。

作業の進行は、ライザー一体式のハンドルを切り詰め、位置を低くします。
ついでに、配線の中通しを行います。

今回ハンドルを使いましたが、パイプを使用する構造物フレームと、作業は変わりません。
現に、ハンドル部分の素材はフレームに使う、構造用鋼管を使用しました。



こいつが物です。

右の写真は横から”すかして”見たものです。
パイプ上面が微かに曲がっているでしょう。これはライザーになる部分を溶接した際に、歪んだ結果です。

完成後にはこれも修正しておきましょう。



作業に取り掛かる前の準備です。

トップブリッジがあれば、それを使用しても問題ないのですが、ハンドルだけの持込だったので
トップブリッジにあたる部分を、製作しました。



ライザーからトップの寸法を測り、カットします。
カットはトップブリッジから遠い方が、力の掛かり方がへりますので、できるだけ上方で切りましょう。

左の写真ではハンドルトップまでの寸法が278ミリ。
これを250ミリにします。



パイプの受け曲線に合わせるようホールソーを使用しました。

勿論、ホールソーは25.4ミリです。



綺麗なパイプ断面が形成されているでしょう?

クロームメッキは溶接に悪影響を与えるので、溶接部分のメッキを剥離しておきます。



こんな感じです。

この断面はホールソーで得ましたが、道具が無かったときはグラインダーで削っていました。
これが思ったより大変でしたが、グラインダーの良い練習にはなります。



ライザー部分をボルトで固定するので、ボルトの頭が邪魔になります。
その誤差を平鉄を使用し相殺します。



上から見た平行と垂直も確認。

次にハンドル部分を新調し、カットします。
グラインダーでカットしますが、パイプをカットするのは切り口が合わず難しいものです。

そこでパイプカッターで線を取ります。
これは目印であってパイプカッターで切る訳ではありません。



次にライザー部分と重なる位置に、配線用の穴を開けておきます。
この穴の中を配線が通るので、できるだけ大きい方が良いのですが、限界があるので
しっかり検討しておいてください。

今回はショベルと言う事もあり、配線の数が少なかったので、13ミリにしました。

穴あけ後はバリが出るので、しっかり削っておく事が大事です。

それと、おなじ線上に並んだ穴を開けるのはなかなか難しいものです。

左の写真のように、くの字に曲がったアングル材などを当てておくと、綺麗な平行線が引けます。



綺麗に並んだ穴が開いているでしょう。

ここに配線が通るので、溶接する前に仮の線を通しておきます。

その線は捨て線で、溶接後に結んで本線を導きます。



これが捨て線です。
これなら溶接で焼けても全く問題ありません。

そしてハンドルエンド部分の捨て線はテープなどで止めておきます。
こしておくと思わず引っ掛けても、線が全て出てきた!なんてことはなくなります。



これで溶接する準備が完了しました。
垂直方向、平行、出入り全てを調整します。



上からの出入り。右はパイプの接合部分。
この中に配線の穴が隠れています。



ライザー部分に若干の開きが見受けられたので、インシュロックで平行を調整。



溶接では歪みの影響を受けないのが、仮付けです。
従って、仮付けはできるだけ打っておきましょう。

そして溶接は一気に全周は避けましょう。ねじり方向に歪む可能性があります。
そこで丸印の交差する側面を両面1/8ほど溶接します。
ここは比較的に歪みの影響を受けにくいので、骨格を形成する目的があります。



側面の溶接が完成すれば、頂点から左右へ残りを溶接します。

そして右の写真は溶接終了の図です。

それでも若干の歪みは現れています。



固定していたボルトを外してみると、ライザー部分が内側へ引っ張られました。
歪みの発生されていると思われる部位に、受け台の端にあわせハンマーで歪みを取ります。

左右共に行い、ボルト部の寸法を確認します。



これで繋ぎの完了です。

作業的には簡単な事ですが、精度を上げようとすると結構色々とめんどくさいでしょう。

構造物の中心にゆくほど精度を上げないと、構造物の寸法は大きく狂い、
使い物にならなくなってしまいます。

そう考えると、今回造ったハンドルなどは構造物の末端にあたるものですが、
これから先フレームなどを視野に入れるなら、いつも精度の高い物を造る習慣を
つけていたほうが良いでしょう。



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