01クールブレーカー出品車両

  カスタマイズした後の車両を展示した所で、ビルダーの思いこみ見所、苦労したところ等なかなか伝わらない物です。

  せっかく苦労して造っているのに、知らず知らず見過ごしてしまっている人に楽しんでもらい、次回カスタム車両を

目にする機会があったときに参考としてもらえれば幸いです。

 

 

 

 

 

  去年01クールブレーカー出展車両で、「バイブズ」「ホットバイク ジャパン」等、数社のバイク雑誌で紹介された車両なので目にした人も有るかと思います。

 

  イメージとしては亜熱帯植物を連想したので、あるひとから「アマゾン号」とか「かぼちゃ」とか言われた事については的を得たのではないかと満足しています。

  それでは細部の説明いってみます。

 

 *フロントフェンダー

 

  先ず、前回りフロントフェンダーです。

 私がカスタムしていくに当たって必ず心掛けておく項目が1つありまして、それは機械では造れない事、ショップでは時間が掛かりすぎて採算が取れなく断念してしまいそうな事を、率先して取り入れることです。

  このフロントフェンダーを見てください、これから後のパーツにも繋がっているのですが、黄色いパーツの下にフェンダーがはまり込む様になっており上下は独立しておりバラす事が可能です。

 こおいった加工は黄色いステーになるパーツの精度が要求され、X軸Y軸Z軸が出ていないと黒いフェンダーが傾いてしまい取り付け不可になってしまいますが、この黄色い部分は耳を丸棒処理までして時間をたっぷりと掛けた物です。

 

 

 

                                             

 

 *タンク

 

 つづいてタンクですが、これも黄色い部分がタンクを巻き込むように加工してあり耳を丸棒処理、製作段階の工程とし同じ型のタンクを二つ造り、上に被るタンクを切り抜き仕上げしたものが黄色い部分です。

 これによってタンク中心より左右対称の部材が出来る訳です。

 

 黄色い部分と黒い部分とに若干の隙に、この部品の造り込みが感じ取る事ができるでしょう。

 このタンク、カットが複雑で写真にからは中々伝える事が出来ないのが残念です。

 

 ステンレスGASキャップ、ステンレスブリーザーも(ステーも)ワンオフ加工です。

 

 

 

          

 

 *左サイドメーターダッシュ

 

 W&Wのメーターにウインカー、ハイロー、ニュウートラル各インジケーターランプ、ボデーライン一体のキーカバーが良いでしょう。

 

 上記のものも含まれますけど全てスチールの叩き出しで製作してあります。

 一度板金やサンで幾らくらいの金額で叩いてもらえるのか聞いてみてください。

 

 

    

 

 

 *タンク&シートベース シート本体

 

 シート形状には気を使いました。

 全体のラインに合わせシート自身がラインを崩してしまはないように、それと形状からいってシート単体で固定する事が出来ず、シートの当たり面全体で固定する事にし、加重を分散させました。

 その際、シートベースの強度も要求されたので、3ミリアルミ板5000系を選択しRを持たせてなお強度を出しました。

 

 

 

    

 

 

  *リアフェンダー&ステー

 

 このステーは時間もんです。 鉄板を切り抜いただけではこんなアールは出ません、黄色い部分を見てください一枚板を叩き出しその後カットに掛かるのですが、残る部分が細い為、丸棒を巻く再溶接すると歪んでしまいそれを矯正しながら組み上げます。

 鉄板は熱が入り叩きが入ると硬くなるので強度もばっちりでてきます。

 

 リアフェンダー自身も勿論叩きだし、仕上げた後にあえてテールランプ配線を表に出してステンパイプで個縛、ワイルドな雰囲気に仕上げました。

 

 

 

   

 

   

 

 

  *テール回り、足回り

 

 ホイールはFR共、ブラック塗装単品にバラしてホイール、スポーク、ハブを塗った後組み上げその調整後ニップルのみを赤に塗装した。

 

 

 

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