タンク口金調整編

 

 皆さん、困ってますね?困りますよねこれ!いかにもアメリカ、これぞアメリカ・・・、今回タンクの吹き返しについて

考えてみましょう。

 

 ピ−ナッツ、マスタング等、5万を超えるような代物は先ずそんな事は無いでしょうが、

こと叩きに叩いた1万前後のタンクは口金からの吹き返しで、ラッカーなんぞでマイペイント

した輩は悲惨な結果となっております。

 

 それでは一丁直してみますか。

 

 

 1.今回用意したもの、耐水ペーパー240番、400番、各1枚、

光明丹(ある方が良いが無くても出来る)プレートまっすぐな物、

はがき台くらいあればGOOD!

光明丹を使用したのは写真に写りやすくするためで、マジック

等でも何ら問題ない。

 それと口金。

 

2.図1を見てください、キャップの爪が掛かる切り口が有りますが、この部分がプレスのかげんで隙間が空いて

エアーを吸ってしまいます。

 そこでプレートにペーパーを巻き(図2)軽く口金表面を削って(240番ペーパー)やります。

 軽くですよ!、口金回りはプレスされ薄くなっているので、あまり削ると口金が壊れてしまいます。

 

   

図1                         図2 

 

 

                 図3

 

3.ちょっとぼけていますが、白くマーキングしてある箇所とその反対側ペーパーで削れてないのが分かるでしょう

 これを減らすわけですが、削り残してある部分を表面が均一になるまで削ると高い部分が薄くなってしまうので

削り残りがある部分を半分くらいにします。

 

 

4.ここで光明丹使ってみます。

 ペーパー掛けの際、240番で荒削りして次に400番でフィニッシュするのですが、一度削り跡が付くと何処まで削って

何処までが削れてないのかが判別しにくいのですが、この工程を何度か入れると作業進行状況が一目瞭然です。

 プレートにCRCを塗布そこに光明丹を練る、均一に伸ばした後、軽くすり合わせ、どうですよく見えるでしょう。

 

   

            図4                          図5                         図6

 

5.どうです、かなり面が出たでしょう始めにも触れたように全ての面が出なくとも、キャップにパッキンが

付いていますのでこれが利く程度、磨ればよいのです。

 

 

   これで完了です。

 削り込んで走って、走って削り込んで時間を掛けて調整しましょう、口金が剥離してしまったら元も子も

無いですから。

 

 

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