フレームのスムージング、湾曲プリズミックタンクとRタイヤ250への変更と、
のらりくらりとこなしている感がありますが、こっちは真剣です。
ざくっ!とした作業から詰めの作業へと移行する過程です。
カスタムには優先順位が振られ、それはフレームだったりタンクだったりエンジンだったりします。
優先順位一桁のパーツは形を変えることはできません。
何故って?そりゃその形を最優先にアピールしたいからですよ。
従って考えていなかったパーツは、上位優先順位の妨げにならぬように、尚且つ全体のバランスを保ち、パーツからパーツのラインを繋ぐ役目も兼ねていますから影の力持ちと言っても過言ではありません。
このダッシュパネルなんかは典型的な部品です。
今回造るダッシュはハーレー独特のセンターにドンッ!と構えるタイプではありませんが、彼の役目は多種多様・・・。それでは彼の頑張りをチト覗いてみましょう。
ちょくちょく登場する本日の主役!もうそろそろ完成でしょうが、人生そんなに甘くありません!
タンク側面にメーターを取り付ける算段で、型紙を当て理想の線を引きカッティング!
上の写真では上面部の型抜きですが、勿論、側面と底部分も抜き型紙だけで形にしてみます。
それで良ければスチールから同寸法で抜きます。
言い忘れましたが今回使用したメーターはデイトナ製をチョイス。
こんな具合です。
これじゃ造り方が分からない?
いいのいいの!このページではこんな具合に流してゆきますから。
今までのカスタムファイルを読み返せば実力は付いているはずです。
そしてダッシュなら忘れてならないインジケーター!
簡単なようでもこの配列が微妙で0.5ミリずれても不格好なのでここは慎重に寸法取りを。
ダッシュが出来たところでメーターケースです。
丁度いいサイズが無かったので作る事にしました。
左上の写真(右上)にパイプを挿入したメーターがあります。
目測でおおよそ2ミリの隙間が確認できましたので、×3.14で・・・・エエイッ!6ミリでいいです。
右の写真では余分な寸法をカットし溶接!
このパイプはエキゾーストパイプを使用!なんでも取っとくもんです。
メータには側面に二箇所の押しボタンが付いています。
これはトリップ類のボタンですが、収まりを確認しつつ切り込みます。
そして傾きと奥行きを配慮しつつ取り付け位置を決めダッシュに切込みを入れます。
キースイッチの取り付けで一応ダッシュ終了です。
取り付け面が湾曲状になっているため、これも収まりを考えてその部分のみ平らに加工です。
塗装完了の図です。
タンクを付け忘れ撮影したので、何の部品か意味不明な印象を与えてしまいました。
ダッシュの中には配線回りが収納され、メーター、イグニッション、ランプ周りが干渉する事無く
配列できました。
そのうちに全景お見せしますのでよろしくです。
ダッシュが出来たところで大変な事が発覚しました。
ユーザーの依頼でミッドステップを取り付けることになり「イージーライダーズ」のステップに決定!
物さえあれば適当に付くんじゃない?が大きな誤算!
ワイドタイヤに変更してある為ミッションが40ミリほど左へ移動しとります。
このミッドステップ右側はミッションに取り付くため位置が変更されています。
ステップとオイルポンプ付近が干渉してしまうのです。
左側のオープンベルトに取り付ける改造は覚悟していましたが、これでは右側の方が難しそうです。
ニヤニヤしながら次回をお楽しみに!
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