バーキン購入時、サイドブレーキが付いていなかった。

しかし?ブレーキの無い車を買うか?
”M”な俺としては、「どうにかなるでしょ」的なノリは拭いきれない。

仕方あるまい。
ユーザー車検を目標に掲げるには、ブレーキは必需品。(車検関係なく必需品!)
これが参考になる人は皆無だろうが、お気軽に進めちゃいます。

 

先ず、ブレーキレバーの購入。
もち、造ってもいいけどオークションでは1000円〜売られている。
自作ではこのコストパフォーマンスには及ばない。

とりあえず、ミニクーパー用のサイドを、送料込み1500円でゲットだ。

 

サイドブレーキには取り付けベースが無い。
従って、ベースは自作となる。左のステーは4ミリスチールを切り出しました。

 

このサイドブレーキは2点支持だが、その2点の位置が異なる。

 

ベースが決まったので、レバーから両サイドに振り分けるリンク機構の製作。

サイドレバーからリンクまではワイヤー1本。
リアキャリパー左右を、一本のワイヤーで結び、リンクを介して滑車で引き上げです。

滑車部はアルミA5052を削り、ワイヤー溝を設け軸の部分は
ジェラコン樹脂のブッシュを製作し組み付けた。

 

リンク部分本体の製作です。

左のプレートはアーム部分。三個の穴が開いてますが、中心部は支点で
左右が滑車とレバーとに別れます。

 

アーム出来ました。(早や)
支点の仮付け完了。(簡単)

忘れていましたが、部品の素材は滑車以外は全てステンレスです。

 

概ね理解できるでしょうか?

こんな感じです。

 

それじゃ、ブレーキレバーから順を追って組んでゆきましょう。

ブレーキレバーとワイヤーを結ぶブラケットを製作します。
ステンレス304の平板2ミリ×15ミリを使用。

懐に12ミリの板圧を設けて、手前は8ミリ。
バイスで固定し、段差部分を掛け金で腰を入れます。



レバーへの8ミリ貫通穴を開け、ワイヤー部分に6ミリの穴を。

 

そしてブレーキキャリパーへの末端部ブラケットを製作。

10ミリステンレス丸棒を切断し、テーパー加工。
キャリパーレバーを挟み込む溝を掘り、ピン穴を切る。
ワイヤーロック用のホーローねじを十字方向に設ける。

 

そして、全ての部品を結ぶワイヤーの製作です。
これ!結構ためになります。

部品番号は写真参照。
この部品はトラックの特装に使う部品です。ジェットパックって言う粉末のコンクリートを
運ぶ車の、アクセルワイヤーです。

アクセル ワイヤーと言ってもトラック。乗車のサイド ブレーキには持って来いです。
この部品の優れものは、ワイヤー長さの設定が6M〜9Mあり、ロックする部品は別に購入できるのです。

どお言う事かというと、好きな長さにワイヤーが造れちゃうのだ。
では、各サイズを。

 

左、ワイヤー金具のボルト径 10ミリ

右、ワイヤーのアウター チューブ 8ミリ

 

左、ワイヤー径3ミリ。

それでは加工に移ります。今回使用したのは4メーターのワイヤーセット。
先ず、アウターチューブをニッパーでカット。

 

スチールがスパイラル状に巻かれているので、切る加減によっては左の写真の
ように、スチールが内側へバリが出る。

コツを掴むと問題ないレベルだが、このまま金具をロックすると
ワイヤー本体と干渉してしまうので、注意してくれ。

 

金具が挿入される前にスリーブ金具を挿入する。
これはカシメた場合の集中応力を、分散させる物かと思われます。

バイスで挟んだり、ハンマーで潰しても金具はロックされるが、
今回はフライスでカシメ金具の工具を別作した。

 

金具を工具に挟み、アウターを挿入。
後は、バイスでグイッと。

 

こんな感じです。

それとワイヤー先端の部分にネジを切っておきます。
これはサイド レバー組み付け部です。

 

当初から開けられていた部位からワイヤーを通す。



中盤で造ったレバーとワイヤーを結ブラケットを組み、インナー先端のネジ部をロックします。

 

ワイヤーの最後端にキャリパーとを結ぶ金具を組む。

そうそう、その金具を留めるブラケットの製作を忘れていました。

 

こんな感じです。

ワイヤーをキャリパー部に組み、アウターをロック。
しようと思ったのですが、ここでちょっとした問題が。

 

製作したブラケットを止める穴が既に開いているのだが、これが立て込みである。

立て込みとは、ナットを使用しなくとも、本体にネジが切ってある状態。
マフラーのフランジ部のような状態です。

従って、そこに合うボルトが必要になる。
先ず目視では8ミリだと思い無難に8ミリ×ピッチ1.25ミリをチョイス。
予想通り回りません。
ボルトが一回転しないのはピッチが違うってことです。
続いて、3分のボルト×ピッチ18を試します。
ハ〜ッ。
続いて3分ボルト×ピッチ24・・・・これもダメ。
これで、標準的なボルトは手に入りません。

ボルト業者に相談したところ、一時マツダ系にキャリパーボルトに
8ミリ×ピッチ1ミリが使われていたと。
で、そのボルト有るの?有りますよと快いお返事。

なんとこれがドンピシャでした。



正面から撮りたかったのですが、車に組み付けたタメ、このような写真になりました。
白く塗られているのはシリコングリスです。

効きは問題ないし。
誰かに見せたいけど・・・・・こんな地味なパーツ誰も見たがりません。
そうでしょ!私が勧められても見たくないですから。

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