今回の作業はチョ〜簡単。
それでもどこか勉強になればと掲載しました。
リベット辺りが参考になるかな?
まっ、知っている人も流してください。
この車に限らず、作業自身は応用が利き参考になりますから、頭に入れるとお徳かもよ〜。
ネーミングに何のひねりも遊びも無いストーンガード。
くたびれたこのストーンガードやっつけちゃいましょう。
まず、ポップリベットの取り外し。
この形のリベットは、帽子型のリベットの中心にスチールの芯が打ってある。
スチールを引き抜くことで、帽子型のリベットが潰れ固定されるわけだ。
「引き抜きリベット」とも呼ばれる由縁である。
ここでは取り外し方を、2つ紹介する。
ストーンガードは新調されるので、傷が付いても問題ない。
傷の問題が無い場合は、表面に出ているリベットをタガネデ飛ばす。
これ簡単です。
後先しますが、一応リベットの寸法を取ります。
芯径3ミリです。
もう一つの方法です。
ベースを傷つけたくないときは、径より大き目のドリルで、つばだけを切り取ります。
(このとき芯は残しておきます)
胴と同じ径だと、貫通しても良いのですが、同じ穴と言っても何度もドリルを使うと
下地の穴が少しづつ大きくなります。
膨脹することがリベットの宿命ですが、穴が大きくなると意味がなくなってきます。
そこで、つばだけ飛ばすわけです。
間違っても貫通しないように。
取り外しの図。
コーナーに樹脂を巻いてますが、これは再利用します。
タガネで飛ばしてもドリルでもんでも、胴の部分は残ります。
ピンポンチと言う工具を使って、胴の部分を押し込みます。
1ミリ刻みで揃っているので、いい感じに取れます。
このひと手間に違いが出てきます。
こんな工具持ってない!って言う人は、裏から飛び出ているリベットをニッパーなどで引っ張るといいです。
今回使用するのは、0,8ミリのステンレス板で#800。ミラーフニッシュされたものです。
フイルム コートされていますが、リベットを挟むと後が大変なので、
リベット部分のフイルムを切り取ります。
型紙はなく、外したストーンガードをそのまま型取りしました。
こうすると、リベット穴まで判明します。
いちいちリア フェンダーの曲面に合わすことも無いのですが、
何せ工具があるもので、三本ローラーで曲面をだします。
先ほど芯の径を計りましたが、このリベットの採寸は結構むずいです。
右の写真を見てもらえれば分かりますが、帽子型のアルミ台に、釘のようなスチール
芯が貫通しています。
帽子型の胴部分の径とスチール芯は一貫性があるので、
引き抜く工具が許容範囲であれば、そう気にする事は無い。
大事なのは帽子型の「胴の径」「胴の長さ」「つばの径」である。
それと材質。今回使ったのは”アルミつばにスチールシャフト”です。
なかにはオールステンレスとかシールタイプとかあります。
今回使ったサイズは、3ミリ径つば6ミリ胴15ミリです。
左の写真は引き抜き工具。最近は結構安く購入できます。
それと今回はFRPのリア フェンダーにリベットを打つので、引き抜いた瞬間にFRPが割れるかもしれません。
そこで裏に当たるFRP側に、3ミリの平ワッシャーで裏当てを入れ引き抜きます。
布で言う「力布」のようなものです。
リベットを差込み、裏側から見た写真が、左の物です。
飛び出たリベットの先へ、先ほどの平ワッシャーを通し引き抜きます。
そうそう、引き抜き作業と平行して、樹脂の縁取りを入れ忘れないように。
完成の図です。
初めの写真と比べてみてください一目瞭然。
曲面を取ってある為、リベットに引っ張られた写りこみも皆無。
いい感じです。
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